長野県安曇野市、松本市の造園、庭造り、エクステリア(外構工事)、雑木の庭、バラの庭、株式会社ガーデンホリック
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IDLE TALK 雑談
コラム 2025.02.16 現代の庭
造園と出会って20数年。
現代の庭とは何だろうか、という問いをいつしか持つようになった。
庭はいつの時代も、その社会の価値観を映してきた。
浄土庭園、禅の庭、茶庭。
大名庭園、西洋芝生、雑木の庭。
そして現代では、ナチュラルガーデンや生態系を意識した庭へ。
庭は、自然への憧れや畏怖、
その時代の精神をかたちにしてきた存在だ。
では、変化の時代の庭とは何だろうか。
かつて庭は、権威や財力、技術の粋を可視化する場でもあった。
しかし今、庭の価値は「所有」から「関係性」へ移りつつあるのではないか。
SNSでどんな豪邸も見られる時代。
物質的な優劣は簡単に相対化される。
その中で本当に残るものは何か。
それは、庭という空間で育まれる人と人との関係性、
そして心の中に残る風景なのかもしれない。
庭は「モノ」でありながら、「時間」を扱う仕事だ。
建築が完成形をつくるのに対して、庭は未完成を渡す。
木は成長し、花は咲き、実をつけ、やがて落葉する。
子どもが生まれ、成長し、家を出て、また戻ってくる。
親が年を重ね、ふと庭を眺めたとき、
そこに思い出の風景がよみがえる。
僕にとって現代の庭とは、
家族の時間と共に成熟していく風景だ。
会社の理念は
『100年先の信州の景色を守り、育てる』
100年後に残っていてほしいのは、
特別な景色ではなく、
何気ない日常の風景なのかもしれない。
安曇野から、
家族と共に成長し続ける庭をつくり、発信し続けたい。
コラム 2024.06安曇野の文化をつなぐ庭
安曇野の伝説をもとに、2019年信州花フェスタという造園のイベントに、子供向け?(大人も知ってほしい)のお庭のお庭を造りました。
題して『正義の庭』
安曇野には八面大王(はちめんだいおう)という伝説上の人物がいます。八面大王には、言い伝えから二つの顔があったといわれています(八個あるけど。。。)二つの言い伝えを読んでみよう。
①昔々、八面大王という悪い悪い鬼がいた。
鬼は安曇野の田畑、神社を焼き、人々を苦しめた。
そこへ悪い鬼をこらしめに朝廷から命令をうけた
正義の味方、坂上田村麻呂が現れた。苦労しながら
大王を退治した。大王があまりに強かったので、
二度とよみがえらないように
八つ裂きにして埋めてしまった・・・。
②昔々、民に優しい八面大王という王がいた。
そこへ征夷大将軍、坂上田村麻呂が東北平定へ向かう
途中で安曇野に訪れた。
朝廷の名の下、貢物として食料を奪っていった。
そのため、民は苦しい生活を強いられた。
見かねた八面大王は、坂上田村麻呂に戦いを挑むも、
八つ裂きにされ埋められてしまった・・・。
※いろいろな民話、史実から諸説あります。
未来ある子供たちへ。
二つの伝説は何を意味するのか?
正義とは?勝った方が正義?君の力をどう使うのか?
坂上田村麻呂が大王を倒した伝説の剣(魏石鬼の剣)に
さわって考えてみよう♪
安曇野の雑木林を映した庭のどこかに剣があるよ。探してね。
八面大王豆知識
坂上田村麻呂にバラバラされた八面大王の体は安曇野、松本地域に地名として残っています。
松本市
筑摩神社 首塚(つかまじんじゃ 飯塚ともいわれる) 首
安曇野市
だいおうわさび農場 胴を祭るほこら 胴
塔の原 とうのはら 搭→頭
耳塚 みみづか 耳
立足 たてあし 足
有明山神社 八面大王の隠れ家 『魏石鬼の岩屋』がある。
(八面大王を倒した『魏石鬼の剣』もある?)
歴史は『勝者の歴史!』
勝った坂上田村麻呂は都合よく
八面大王を化け物扱いして倒す口実にしたのか?
そこに正義はあったのか。それは誰もわからない。
君はどう思う?君の中の正義に聞いてみよう!
安曇野の観光、文化を知りたい方、八面大王のゆかりの体パーツを探す旅いかがでしょうか。
八面大王の伝説は色々な民話が合わさり作られているので、一つの解釈としてお庭を作りました。地域の文化、伝説を知るきっかけになれば幸いです。
2024年現在 ガーデンホリックの展示場のどこか魏石鬼の剣があります。いらしたら探してみてください。
コラム 2024.04 創業からのお付き合いのお客様が最優秀賞
2023 松本市花いっぱい運動市個人の部 最優秀賞!
松本市はあまり知られておりませんが、花いっぱい運動の発祥の地。
花いっぱい運動は戦後、町が荒廃した人々の心に余裕を持てない中で、社会を美しく、明るく、住みよくする、花を通じて人々の気持ちを豊かにと願いを込めて松本市の小学校教員の方によって昭和27年からはじめられた全国的に広がっている運動です。
毎年個人の庭、花壇、寄せ植えなどコンクールがあり、表彰されているのですが、僕が独立したときから関わっているお客様のお庭が最優秀賞を受賞とのこと。わーい
独立時、何も仕事がない、次女も生まれたばかり、自転車でビラ配りから初めて何の反応もない、やっと買った軽トラと脚立、という時に兄に紹介してもらったお客様でした。
当時打ち合わせに行くと、1500坪の敷地に本格的な花の庭、ビオトープ、流れのある池を造りたいという要望、駆け出しの自分にはスケールが大きすぎるけど、とにかく提案から施工まで時間を忘れてやっていた現場。毎年毎年メンテと庭造りを繰り返し、お客様と育ててきた、想いを積み重ねてきた庭。毎年、咲き乱れる花々、オープンガーデンも毎年開催するようになった。お客様家族、地域の人たちの笑顔があり、ここで過ごす時間を楽しみにしてくれている。僕自身を育ててもらった庭、今があるのはこの庭のおかげ。本当感謝。
そして、会社を起こして、今年で10年!妻との夢でもあった森の中に庭の展示場を作る夢も進行中。今後20年で千個の生き物の庭を造る目標もできた。まだまだこれからも続いていく庭の物語。
元日からつらいニュースもあるけど、それでも未来は明るいと信じたい。自分のできること、自分の一燈照隅を信じ進み続ける。




